遠くまで手を振るように

泣き虫だったガキの頃の一番最初の思い出は 
暖かかった柔らかかったお袋の背中の上で
眠るまで町を歩いた 口づさむ子守唄の中
現在(いま)は日々を重ねてその背中は小さく見えるけど

遠くまで手を振るようにいつもオレを見ている
多くなるため息の数 その数ごと今度はオレが背負うから


親父はいつかオレに言った 出てゆく前に涙声で
“愛する者を守ることが出来てはじめて男になる”

ひとつだけ足りなくなったこの部屋の笑顔満たすため
オレに何が出来るか 今はまだ問い続けてばかりさ

夕映えに似た優しさで夢を育むように
育てられてきた想いを胸に刻みこんで決してムダにしない


生まれてきたオレの存在を誇ってくれるかい?
オレはオレの選ぶ道を生きるけど


遠くまで手を振るようにいつもオレを見ている
多くなるため息の数 その数ごとオレが背負うから
遠くまで手を振るようにいつもオレを見ている
生まれおちてきた喜びを生きてゆく中であなたに伝えたい



written by Takeshi Urataxxx