桜色のマボロシ

アメリカのヒーローについて  窓の外 白むまで 
あいづちを頼りに喋り倒した
君はあくびを噛み殺した バレないように目を見開いて
その顔が可笑しくて 笑い合った

それはいつもの平凡な光景だった
それは最後の幸福な情景になった

花散らしの雨が降って足許に散らばってゆく
花びら拾い上げても ミライ こない 咲かない


このまえ思いついたアイデアってなんだったっけ?
君と触れ合う距離で今も聞きたい
呼び捨てで呼んだことなんてなかったのに君の名前を
頭ん中で呟く癖がついた

マボロシだったんだって思うことにした
忘れたくない桜色のマボロシ

花散らしの雨のような終わりを告げる言葉は
君がずっと感じてた 「ねがいとどかない」
世界でいちばん悲しい泣き声に笑顔張りつけ
「同じ夢を見れる人と幸せになりたい
キライ ジャナイ ツライ」


花散らしの雨が降って足許に散らばってゆく
花びら拾い上げても ミライ こない 咲かない
花散らしの雨が降って足許で踏まれてゆく
思い出拾い上げても ミライはない 苦い
眩暈   痛い  CRY 



written by Takeshi Urataxxx