深夜+1

重なる針がひとつずれた深夜(よる)を彷徨ってる
気になるほどじゃない いらだちを重ねたクラクション

今夜も誰か呼び止めてる 誰でもいい “彼女のダミー“

足りない欠片 埋める胸のざわめきは協奏曲(コンチェルト)
消せない記憶 彼女がフイに投げた ノン・フィクション

最後の場面 巻き戻すたび れてゆく 毀れてくダウンビート

誰か 君の耳に 君の首に 君の指に 絡みつかせてくれ
君の胸に 君の腰に 君の“そこ”に 僕をみちびいてくれ
今夜 誰のものでもない


終わらない都市(まち)は 案内のない愛のバーゲンセール
迷子みたいだから 誰彼と繋がっていたいんでしょ?(君も)

愛憎コンフュージョン 彼女のこと愛してた ただそれだけさ

誰か 僕の意味を 僕の理由を ココロごと バラバラにしてくれ
過ぎた日々を 触れた夜を 君の嘘の中に沈ませてくれ
もう護るものなんてない


きっと朝が来るように いつかこの闇も癒えるんだろう
ずっと針を止めたい
もう愛は戻らない だからせめて傷を残して
もっと もっと 彼女に溺れていたい

誰か 君の耳に 君の首に 君の指に 絡みつかせてくれ
君の胸に 君の腰に 君の“そこ”に 僕を導いてくれ
今夜 誰のものでもない
彼女の名を呟く僕を 誰か粉々にしてくれ



written by Takeshi Urataxxx