電話

深夜3時頃、電話が鳴った。

ま、これ自体は特にめずらしいことではない。

友人からだ。

「今、飲んでる」と言う。

ま、だいたいそうだ。特にこいつはそうだ。

「ちょっと、そのまま聞いていてくれ」と言う。

携帯電話越しの雑音の中、そいつはカラオケのイントロに乗って唄いはじめた。

オレの「Runner」という曲だ。
フルコーラス聞かされた。


ありがたい話だ。


「酔うとお前のこと思い出してな」と言う。
「でもお前は酔っても俺のことを思いださないんだろうなぁ?」と言う。

「あったりめーだ。」と答える。

酔わなくても思い出してるさ。



以前も別の奴でこんなことがあった。

これも夜中の1時過ぎ。嬉々として電話してきた。

「今、カラオケボックスに入ったんだけど、健志の曲がたくさんあるからさ、
唄いに来てくれない?」

行ったさ。車で1時間以上かけて。


ありがたい話だ。

きっと、それを見つけてうれしがってくれたんだろうな。



しかし・・・
この前、こんなことがあった。
LIVEの前日。
これも夜中の電話だ。

オレは、大概LIVEの前日は誰ともコミニュケーションをとりたくない状態にある。
「明日、何時から?」とか「いくら?」なんて電話やメールは腹立たしくなってくる。
「そんなこと、てめーで調べろ!子供じゃねーんだから」ってな気分である。

で、電話だ。

「ラーメン食いにいかない?」

そいつは明日がLIVEだということを知っていた。

「今、練習中だから」とオレの硬い声。

そのオレの言葉に反応した電話の向こう側のもう1人の奴の笑い声・・・。

ちょっと、くやしかったなぁ〜。
オレがどういう気持ちでLIVEに、そして音楽をやってるかわかってくれてないんだなぁ〜。。。って。

ちなみに、その2人は最近のオレのLIVEを観た事がない。

いや、そのお2人さん。
別に根にもって怒ってはいないからね。
赤裸々トークのこの場所では、トピックスとしてはいいネタだからね。
ただ、LIVEの前のオレは普通の状態ではないからさ。


ま、思い出してくれて、夜中にも関わらず気軽に連絡をとってくれるのは
ありがたい話だ。