「傷ついた男」

先日、オレのところに絵葉書をくれた人がいる。
「19世紀フランスの画家、ギュスターヴ・クールベ」という人の絵が描かれている。
その人についてはよく知らない。いや、まったく知らない。
その絵は自画像らしい。
「傷ついた男」というタイトルがつけられている。
これがその絵。


これを送ってくれた人がね、「クールベ展」に行ったらしくてこんなことを書いて送ってくれたんだ。
その人に断りも無く書いちゃおーっと。許せ。


“この自画像を見た時、浦田さんがすぐ浮かびました。
すごくハンサムでそっくりです。
この絵がいちばん人気で黒山の人だかりでした。
ある美術評論家が矢沢永吉を思い起こしたと書いてありましたが、
ぼくは浦田健志を思います。”


これ、どうよ!いいっしょっ?!どうよ、どうよ!
矢沢永吉ってとこもオレ的にはいいねぇ〜。

インターネットでこの絵のことを調べたらね、こんなことが書いてあった。

“エックス線写真によると下絵には二人の寄り添う恋人たちが描かれており、
クールベはこの絵を何年も手元に置くうち、女性を消して自分一人の悲劇的な肖像に直していったらしい。”

なんかいい話しだよね。せつなくて。

“クールベがこの瀕死の男の中に描こうとしたのは、画家としての苦悩だろうか。”

クールベさんも自分と“たたかって”たんだね。きっと。
矢沢永吉氏も「たたかう男」だ。
“たたかう”から傷つく。


あと、ひとくち豆知識ね。
エレーヌ・トゥッサン(評論家かなんかなんだろうね?)はこの作品に対して、
画家の死を志向する感傷的でロマン主義的な性格や、「自己の抒情的探求」ともいえるその内省的傾向を強調した。
画家はこの作品に執着し、どんな値段をつけられても売らずに、亡命先のスイスにまで携えていった。

第二帝政時代、政府がクールベにレジオン・ドヌール勲章と授与しようとした。
「それよりも私は自由がほしい」
クールベはこう言い放ち、拒絶した。

むむむ、性格的に似てる所があるかも。

なんか光栄だったな。

私は、実は褒められても真に受けないところが多分にある。
だから、それがオレを“喜ばせようとするための意図”には敏感に察知する。

でもこれにはそんな意図などはないものと感じた。
(と、解釈しているオレは幸せな野郎だろうか?)


オレもいつかこの絵を見に行こう。
そしてこの絵葉書は部屋に飾ろう。

送ってくれた人、ありがと。


何が似てるのかな?
顔?印象?
どう思う?君は。
ま、いずれにしても「男の顔は履歴書」って言うしな。
「領収書」じゃないぞ。
「お前は“上様”かっ!?ってな」


今度から「一番好きな画家は?」とか聞かれたら「クールベだね」とかクールに答えちゃおかなぁ〜。
今まで「ジェイムズ・リジィ」とか言ってたオレはダメダメ!青いよなぁ〜、オレ。
リジィの絵はまったくもって、はしゃいでるもん。

ま、オレもはしゃいでるのは否めないが・・・。

もうひとつのNEWニックネーム
浦田“クールベ”健志でした。


ん?やっぱ「クールベ」じゃ言いにくいかな?
「ベーグル」の方がパンチが効いてるかな?
「ビーグル犬」みたいで。

いや、「パン」じゃマズイだろ?「パン」じゃ。