卑怯者

1.
APOLLOが月に届いた年 俺はこの地球(ほし)に生まれた
真実(ほんとう)のことが知りたくて 今夜も真実(ほんとう)の恋を探してる
I was born in 〜

2.
冬の都会 冷たくて 誰かを抱いても暖まらない
一夜(ひとよ)限りの温もりなんて もう終わりにしたいのに
I was born in 〜

3.
マニュアル通りの生活(くらし)の中 夢が足りないなら僕はどうだい?
嘘もつくし 情けはかけない無礼者です でも卑怯者じゃない
I was born in 〜


1996.12.21に音楽仲間を集めて「ソードフィッシュ・トロンボーン」というバンド名で
ワンマン・ライヴイベントを行なった。(その後メンバーを変えて2000.12.19に「2」をやった)

この歌はそのイベントのオープニングでやった歌。
メイン・ヴォーカルの3人(松永靖、松嵜しんたろう、そしてオレ)が簡単なコード進行と
最後の「I was born in 〜」のところに自分の生まれた年を入れて唄うという決め事以外、
それぞれがそれぞれのメロディーと詞を当てはめて唄ったものだ。
見事に三者三様のキャラクターと芸風を表してたと思うのだが・・・。
どれがオレかわかる?(さあ、考えて!)



オレ、まったく変わってないな。よかった。
今でも強くそう思ってる。
「卑怯者」にはなりたくないと思ってる。
たとえ「無礼者」でもね。
ほんの些細な事でも、そこに「どうなのか?」っていうアンテナを張ってジャッジしてるような気がする。
そこには“自己否定”の回路もちゃんと働かせてね。
“考える”んじゃなくて、養った感覚でね。
そこには敏感でいたいよ。

もし「卑怯」と判りつつ、そいつを選択したとしたら、オレはものすごく自分を嫌いになるだろうな。
“一生もん”として。
「根拠のない“自分好き”」も、はた迷惑だけど、
自分を嫌いでいながら生きてくなんてまっぴらごめんだな。
まあ、オレの友達はそれを絶対に許さないだろうな。
「浦田健志」として。


「無礼者だけど、卑怯者ではない」
その逆はいっぱい見てきたな。
ある意味、確信犯ね。
嫌われたくないから当たりは良いんだけど、“裏”がありありの奴。

「無礼者で卑怯者」。フルセットを兼ね備えてるのもいるな。
「俺は俺」「あたしはあたし」こう言いきっちゃえる人に多いような気がする。
自分を顧みないタイプね。自分の世界だけが全ての人ね。
「その自信はどこからくるんだ?それが他人には見えないぞ、君。」ってな奴。

オレは他人のそんなところにもアンテナを張ってるね。
頼むから、せめてオレの前では注意深く居てくれないか?
悪いけど、見えちゃうよ。
オレは基本的に人間が好きなんだ。好きでいたいんだ。
そんなくだらない人、1人のために、“人間不信”に陥りたくないんだよ。
結構、他人に左右されるんだから。これでも。


これも「日記」だな。
いや、自分に対しての「覚書」だな。

あ、歌の答えは、
1.松嵜しんたろう 2.松永靖 3.浦田健志
でした。