お前の正義はどこにあるんだ!?

“アサ子殴打事件”の件で交番に行った時にお願いしたことがある。

マンションの入り口あたりに、「不審者を見かけた方は警察に連絡を」とかの張り紙なり、
警察で作ってる犯罪防止ポスターなりを警察の方で貼ってくれないか、と。

それは、犯人を捕まえるためだけのものでなく、住人に注意などを呼びかけると同時に、
犯罪をしようとする奴に対し「ここは警察の立ち入りがある」と牽制させるために。

それに対して、警官は「それは自由に作って貼ってもらっても構いません」という返答。
「いや、それは住人が作って貼るより、警察が関わって貼ったとわかった方が効力あるでしょ?」と、オレ。

さんざん話して、渋々という感じで承諾してくれた。
担当の小泉ではなく、もう1人の警官が。
小泉(1つ前の「なんか書く」を参照)はまったく “お話にならない”タイプなので。


でも、10日程経っても何もしていない。
で、オレは交番に出向いた。今日だ。
しかし、警官は事件が起きたために出払っていて、留守番(?)の人間しかいなかった。
その人に用件を話し、「戻ってきたら電話させます」ということになった。

しばらくして電話が来た。
で、話した。
「なにもやってくれてないじゃないですか」と。

そしたら、「こちらでは、“やる”と言ってないですよ」と来やがった。小泉。
アタマの悪い奴は、自分の範疇でしか物事を考えられないから困る。
「あなたは言ってないけど、もう1人の人が言ってくれましたよ『昼間だったら管理人さんもいますね。わかりました』と。
それを確認して帰ったんだよ」と。

でも「こちらではやれませんから」と尚も言いやがる。

“言った言わない”の話しはもういい。こいつの脳に訴えてもしょうがないみたいだし。

もう、オレは怒りモードにとっくに入っている。
オレの悪い癖でもあるんだけど、オレ、アタマ悪い奴は嫌いなのよ。
ほんとにアタマが悪い奴は、自分がそうだとも気付いてないから困る。気付いてないから努力もないし。
「バカだからわからな〜い」と開き直る奴は最悪。
そういうときにオレは言う。
「おまえがアタマ悪いのはわかってるよ。バカでもわかるように言ってやってんじゃーねーか」


ま、ちょっと話しは逸れたが。


「それは規則なワケ?」と、小泉に聞く。
「いや、規則じゃないですけど」と、小泉。
「じゃあ、“やれない”というか、“やらない”もしくは“やりたくない”ってことだよね?」と、オレ。


オレを知ってる人の中では、オレが怒ると、ものすごく怖いということを知ってる人も多いだろう。
キレるという感じではない。そういうのはない。
“圧”というか、“迫力”って感じ。
もうモード全開に入った。
自分でもわかる。
「オレ、今、すげー怖ぇ〜」と。


「おまえの正義はどこにあんだよ!」

ここから始まった。
むしろ、これが議題だとも言える。

警官に対して、「おまえ」「てめえ」「このやろう」呼ばわりだ。

「オレはな、警官でもガーディアンエンジェルでもないけど、正義を持ってるぞ。男としてな。
オレたち一般市民は、常に危険に晒されてんだよ!
女・子供が弱いことぐらいわかんだろ!強いものが守ってやらなくて、どーすんだっ!
おまえら、自分らが権力を持ってること知ってんだろ?
そういうおまえらが地元密着の意識を持ってやらないで、どーすんだっ!
おまえらが正義をもってやらないで、どーすんだっ!
警察署の上の人間なんか何もやらねーぞ。
マニュアルで口きいてんじゃねーよ、おまえ!
大人を怒らせんなよ!」

などなど。

もうね、さながら、理論派のチンピラっす。

この前もね、実はちょっと声を荒げる場面があったんだけどね、
今回は電話でよかったよ。小泉にとっては。

オレが話してる間に、口を挟もうともするから、
「ちょっと待てよ。今、オレが喋ってんだろ?ちゃんと聞いてから喋りなさいよ。
おまえ、話を聞く体勢にないから、こんなことになるんだろーが!」って感じ。

他の警官がいたら、もうね、警察官としての権威も沽券も丸潰れだから。小泉にとって。


結局、すぐやる。ってことになった。(確認もした)

オレ、最後にちゃんと言ったよ。
「よろしくお願いします。ありがとうございます」って。
やってくれればいいわけ。怒ることが目的じゃないからね。



たとえば、電車の優先席でケイタイ使ってたり、電話で喋ってるやつとか、
街のさまざまな場面で他人への迷惑を感じない不躾なやつに(ほぼ、毎日のように)注意するのだって、怒るのが目的ではない。

そして、言葉にしたら、“正義”って言葉が一番ピタッって当てはまるからそういう言葉になるだけであって、
なにもいつもいつも“正義とは!”なんて思って行動してるわけじゃない。

もっと単純な発想なの。
“ここに母親が、ここに恋人が、ここに自分の子供が(いないけど)いたとしたら”
その人に、その無感情さで不快な思いに陥らせることはヤダな。
もっとわかりやすく言うと、“母親がペースメーカーをしてたとしたら・・・”、そんな発想。

そして、それを見てみぬフリをする姿をその人達に知られたくないな、と。

そんな見栄もあるだろう。

それはオレの性格という部分が重きを置いてるかもしれないけど、それだけのことじゃない。だって頑張ってるもん。
そこには危険があるってこともわかってるもん。



でもさ、オレ、言われたことあるんだよね。わざわざメールで。
どこかで、電車の隣でケイタイで喋ってる奴を注意(っつーか、脅した?)した時だったかな?
“オレは青島(「踊る大走査線」の織田裕二)のファンでもあるからな”というジョークを交えて正義を語った時。

「青島くんは、そんな正義を振りかざすことはしませんよ」って。

“青島くん”ってとこで、「おまえは、友達か!」って、1人でツッコんだけど。

別に青島はどうでもいいけど、“振りかざす”とか言われちゃってさ。

振りかざすぅ〜?なに〜?!って、アタマきたけど、
「あー、この人は、ただ自分が平穏でいられるのが平和だって勘違いしてる、緩い平和主義者なんだなぁ」って思って、放っておいた。
たぶん、オレと心の部分での接点がないしね。
自分だけの狭い範疇の、自分が信じてることだけを何の衒いもなく言える人なんだろ、とも感じ取れた。
他に書いてあった部分もそういう感じがあったし。

「私は、この前そういうことがあった時、その人が電車を降りた時、追いかけて『迷惑だからやめましょうね』って言いましたよ」だって。
「それが正しいやり方なんですよ」とでも言いたいような。

ま、いいよ。それでも。そのやり方も。
TPOを考えた時、そういうやり方も必要。
「みんなのいる前で叱るのはよくない」ってやつでしょ?

でもね、目的は注意することではないの。これ、大前提。それが正義。

たとえば優先席。
今、まさに、この場でペースメーカーを着けてる人がいるかもしれないのよ。
みんながみんな、「ごめんなさい。ペースメーカーつけてるので」と言えるわけじゃない。
ましてや、「私、ペースメーカー装着しています」というバッジを着けているわけじゃない。
ペースメーカーだけの問題じゃなく、その注意すべき行動を不快に思っている人はいる。それが良心ってやつだろう。
その良心を持った人が不快に思っているのは、まさに“今”なの。
大切にしなければいけないのは、不良行為を行ってる人を改心させることではなく、
不快に思ってる人を救ってあげる(というのもおこがましいけど)ことなの。

それは、オレはできることなの。だからやるの。
それは、“ここに母親が、ここに恋人が、ここに自分の子供がいたとしたら”という発想。


この前までやっていた「斉藤さん」というドラマが好きだった。
主人公の斉藤さんも言われていた。
“ヒーロー気取り” “正義を振りかざして気持ちいいい?” など。
わぁ、オレじゃん、って思って観てたよ。

オレにメールをくれた人は観ただろうか?
“青島くん”と友達みたいに呼んじゃう人だから、ドラマは好きかもしれない。
観てたとしてら、どう思ったかな?
観てないとしたら、観てもらいたいなぁ。
わかりやすいところで。



ま、オレはそれを支持してくれたり、その大変さをわかってくれる人がいる限り、きっと“正義”を示していくんだろうなぁ。
決して自分のためだけじゃなく。
何も共有するものがない人から、“振りかざしてる” “ヒーロー気取り”と言われたとしても。

ま、隣にいる人のヒーローではありたいけどね。
“気取り”じゃなく。