“プロ”を教えてくれた人。

浅野 “ブッチャ―” 祥之。

杏里さん、近藤房之助さんなど数々のアーティスト、最近ではEXILEでも演っていたらしい。
自身のバンドもやっていたが、特に角松敏生さんにとっては欠かせないギタリスト。

オレがデビューした頃のツアーを一緒に回ってくれたギタリスト。
その後、そのツアーメンバーの内の4人が「空と海と風と」というバンドを作った。
そんな強力なメンバーでツアーを回ってたんだ。


そのブッチャーさんが、病気のため4月に亡くなっていた。
それを昨日知った。
まだ48歳。


大阪だったか名古屋だったか福岡だったか忘れたけど、
その日のライヴが終わった夜中、“ウケるぞ〜”と思い、
ホテルの廊下でギター弾いて唄ったのね。
(ホテルの人に怒られたんだけど。。。)
そしたらブッチャーさんが笑いながら部屋から出てきて。

夜中なのに、ジーンズとTシャツ姿だったから、
「何やってんすか?」と聞いたら、
「自分のフレーズが弾けないと恥ずかしいから練習してたんだよ」と言った。

その日のライヴでギターソロの出だしを1曲トチッたのね。
でも、そのくらいのことは明日にはちゃんと出来るギタリストなのに、
打ち上げが終わって酒が入ってるのにも関わらず、着替えることもせずに練習してたって知ってショックを受けた。
普段は冗談ばっか言ってるような人だけど、
「これがプロなんだ」と思い、ショックを受けた。

そのことはずっと覚えてる。
そして、そのエピソードはミュージシャン仲間に何度となく話している。
ずっと胸にある。

そして、ブッチャーさんは有名なギタリストなので、ブッチャーさんの名前が出る度、
「一緒にやってたんだよ!」と何度となく誇りに感じながら人に話していたもんだ。

これからも話すだろう。
誇りに思って。

ブッチャーさん、ありがとね!