横暴。しか〜し、“粋”。

3月3日、仲の良い音楽仲間が、それぞれ4箇所違う場所でライヴをやるという。

オレは考える。
「どこに観に行くか?」ではなく、「なにか、面白いことはないか?」と。

で、そのうちの1人にメールした。


「3/3、それ、オレも出るから。コーラスで。よろしくー」と。

唐突、強引、そして横暴に。


もちろん、そんな横暴さは「浦田健志だったら技術的には問題ないだろう」という、
実績を伴ったコンセンサス(=合意)(って書くなら最初から「合意」って書けばいいじゃんか!
とも思うのだが、好きな作家達がよく使うので書いてみたかったのだ。)を得られていなければ迷惑なだけの話なので、
安易に真似してはいけない。
それと、企画もしくは規格内に合えばの話。

そして、電話じゃダメ。
考えたり、ことわる隙を与えないから。

そして、2日後メール先の奴から電話がかかってきた。
実は電話がかかってくるまでドキドキしていたのだ。
「断られるか?」もしくは「無視か?」と。


電話に出る。
ひと言目に言う。
「出るから、オレ」

あくまでも横暴に。
(ま、そういう日頃のキャラと、シャレのわかる相手じゃないと通用しにくいけどね。)


奴の答えは承諾。
で、こうも言ってくれた。
「浦田健志のコーナーも作りたい」と。
コーラスだけではなく「浦田健志」としてのステージを設けてくれるということ。
気を遣ってくれたのである。

しかしオレは言う。
「そんなんじゃねーんだよ」と江戸弁で粋に。

そこで「あ、ホント?やらしてよ〜」と喜々として言うようなオレじゃない。
そんな貧乏臭いオレではない。
それじゃ、“シャレが効かない”って話だ。
それは粋ではない。

別に、自分の唄う場所が欲しいとか、プロモーションのために参加したかったのではない。
出したメールがウケれば、それでOK !ぐらいのものだ。
ま、もちろん、一緒のステージに立ったら嬉しい、ってのが大前提だけど。


実際、そういう“粋”ではない場面を何度も見たことがあるんだよ。
自分のメリットが第一主義って感じのやつを。
例えば、
「こっちのファンも欲しい」って下心がミエミエの「せっかくだから唄わしてくださいよぉ〜」って、
「イヤだとは言えないだろう」と踏んでるくせに低姿勢に見せかけた押し売りや、
(何度も言ってきたが)祝うために出てるバースデイライヴや結婚式でもわきまえなく自分の宣伝をしたり、
「それ、選曲ちがうだろっ!?」ってな感じの、心がない浅ましい行為。

前にも書いたかな?
ジョン・レノンの追悼ライヴで、ジョン・レノンにはな〜んにも関係ない新曲をやった馬鹿野郎(女子だけど)がいたってこと。
それと同じよ。お行儀が悪い。

強欲すぎて自分が見えないんだろうな。
粋とは程遠い。
こすっからい。気持ちがセコい。世知辛いぜっ。

一生懸命なのかもしれないけどさ。でも、人と人のことだから。

オレはそんなのを“卑しい”とも呼ぶ。
卑しい人は軽蔑します。簡単に。

「ちっちゃぇーんだよっ」ってな!
ホントにさ、自分は気付いてないかもしれないし、気付かれてもいないと思ってるようだけど、それってバレちゃうから。

そんな奴が作った歌なんて。

そういう人とは、なるべく付き合いたくないし。



と、いうことで3/3、どこかで“粋”なコーラスしてきます。

なんにも言わずに笑って承諾してくれた奴も、粋。