センス

今日(ホントにさっき)、ニュース番組を見ていて、すごく感動した。
呆然とするほどに。

心臓移植を待つ12歳の少年の言葉。

インタビュアーが少年に聞く。
「将来は何になりたいの?」

1.5秒ほどの間があって少年がきっぱりと答えた。
「おじいちゃん。長生きしたいから」


すっごいなと思った。
その言葉、そしてその意味。
ものすごくリアル。



少年の病状のことはここでは置いといて・・・とにかく、その言葉にしびれた。

「こういうことを言えなきゃなぁ〜」

こういうギラッとした言葉。
“キラッと輝いて印象的な表現”ではなく、“ギラッとリアルで粋な言葉”。



音楽系の人のWebページの自己紹介とかに「好きなアーティスト」の欄がよくあるじゃない?

好きなアーティスト:ジャニス・ジョプリン、シェリル・クロウ、アブリル・ラヴィーン。

最近はさ、女性ロック系シンガーってさ、押並べてこれなのね。
もう腐るほどいる。オレは辟易してる。
そしてカバーする曲は「タイム・アフター・タイム」。
しかも同じような唄いまわしで。


まぁ、好きなんだろうけどさ(「好きなアーティスト」というよりは「よく聴くCD」なんでは?とも思うけど)。
でもオレなんか、それでその人をちょっと信用しなくなるもん。
「もうちょい考えて個性出せよ」って。
センスを感じられないもん。

オレも「ビートルズ」って書いてあって、そういう人はそれこそ世界中に腐るほどいる。
だけど、それについちゃ音楽的にも人物的にもいろんな角度から延々と語れるもんね。


インタビューとかMCでもさ、優等生的な、誰かの真似のような、どっかで習ったようなことしか言えないんじゃ面白くないじゃん?
自分の言葉で、フックのあるリアルな言葉を言えないとさ。

センスは感受性だからね。
感受性を磨く努力はしないと。
と思ったわけです。

いい曲を書く人よりも、リアルで浦田健志だから唄える歌を書きたい。
浦田健志だから言える言葉を吐きたいよね。



Yahoo辞書によりますと、「センス(sense)」は、
1.物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。
2.判断力。思慮。良識。

鋭くて繊細で深いものなんだよ。



今、読んでる本は、中村勘三郎「襲名十八代」。
歌舞伎に興味を持ったことはないし、勘三郎(元・勘九郎)のファンでもないけど。
でもこれも磨く努力のひとつ。
えらいなぁ〜、オレ。

って、また手前味噌。
すまんね。
ま、これも個性ってことで。