アンコール

前々から思ってたことを発表します。
特にミュージシャンは覚えておいたほうがいいな。


完全なる“対バン”、例えばライヴハウス側が適当にブッキングした知り合い同士ではない
“対バン方式”のことは、とりあえず置いといて・・・。

仲間内の色合いがあるような、ひとつのイヴェントとしての様相があるライヴでは、
一番最後に出たバンド(あるいは個人)に対してアンコールがかかることが多い。

そして、その一番最後に出たバンドは、何の疑問も衒いもなくアンコールに応える。
実は、それが“勘違い”だと気付いてる人は体験上皆無に等しい。


ほとんどの観客が、最後のバンドを目当てに来ているようなメインどころで、
その他のバンドが前座だとしたら何も問題はない。
そりゃ、今のオレがポール・マッカートニーの前座だったら「そりゃ、そうでしょ。どーぞどーぞ」ってなもんで。
持ち時間だって大幅な差があるわけで。

しかし、ほとんどは単なる“順番”でしかない。
仲間内で敬意を表したり、「やっぱ最後は弾き語りの人よりはバンドの方がいいだろ」ってな形で
“トリ”に据えることはあるけど、それは序列ではない。


観客は知ってる。
各自、持ち時間があることも。
1番目の次には2番目が出ることを。
3番目の次には4番目が出ることを。
特にオレの観客は「最後にセッションがあるかも?」と思っている。
だから最後にアンコールがかかる。

それは“トリ”のバンドに対してだけではなく、
今日のこのイヴェントに対して、あるいは2番目のバンドに対して、
あるいはセッションを期待してのの「アンコール」だということに気付かなくちゃいけない。


例えば、オレ。
途中の順番で出演してアンコールを受けたこともある。
最後に出てアンコールを受けたこともある。
だけど、そういう対バン方式の場合、アンコールに応えた事は一度もない。
そういう、いい気になった勘違いを犯したことはない。

一度、止まないアンコールを受けた時に、わざわざ丸腰で出て行って
「それぞれ持ち時間があって・・・オレたちだけやるわけにはいかないから・・・ごめん、ありがとう」
と説明したこともあるくらいだから。

やるとしたら、出演者を引き入れるか、ちゃんと了解を取るだろうね。
ステージで「やっていいですか〜?」だけじゃなくてね。
そんなの観客の「イェ〜イ!」っていう“ノリ”の声が多いに決まってんだから。

そりゃ、一番最後のバンドを観に来た客は喜ぶだろうけどね。
でも、違うじゃん?出演者側の意識と良心と、他のバンドに対しての礼儀の問題だよね。
そこらへん、わかってないと恥ずかしいもんね。
オレは経験上、それでシラケたことが何回かあるし。


きっと、そんなことはこれからもあるだろう。
だけど、オレは知っている。
オレが途中の順番で出た場合、オレを観に来てくれた人が最後のバンドに対してしているように見える
アンコールの拍手には、オレに対しての拍手も含まれてることを。

ちゃんと、いつでもわかってるぜ。


オレはデリケートで真摯なクールロッキンガイなのだよ、諸君。