人生ゲーム

砂漠の真ん中に水たまりを造る。
満月の夜、その水たまりに映る月は、真実の自分を映す鏡になるという。


ちょっと離れた砂漠のはずれの町に泉がある。
そこで水を汲み、砂漠の目的地までひたすらの往復。
水を汲み入れる道具は2つの手持ちバケツだけ。
それがこのゲームの暗黙のルール。


さて、どんな方法でやるか?

「そんなの無理」「不可能」と冷静に判断して、あるいは興味を持てず、あるいは信じられず、
トライしない人もいるだろう。
「どうでもいいよ」という人。
「難しい」と決めて、途中でそのゲームから下りる人もいる。


信じあえる誰かと共同でやるのもいい。
あくまでも人任せな人。
メリットをちらつかせる人、その尻ゴマに乗る人。そんな個人やグループもいるだろう。
財力にものを言わせてホースでも引き入れるか。
いっそのことヘリでも飛ばすか。

無理のないように1つのバケツで運ぶ人。
両手のバケツでムダなくこぼれないように7分目くらいの水量にして運ぶ人。
etc...etc...
いろんなやり方があるだろう。


オレだったらどうするだろう?

きっと両手のバケツに目一杯の水を汲む。
そしてちょっとズルもする。
髪、そして服にも水を浸し、口にだって含む。
目的地に着くまでに乾いてしまうかもしれないし、口の中の水だって溜めておけるわけでもないのに。

そして、競歩並みな小走りで、バケツの水は半分くらいになってしまう。
そんなことはわかっているのに、それを繰り返す。

たった1人で。


そんな生き方をしているかもしれないな。
と、思うことがある。


時に、「砂漠」は「人のココロ」とやらに置き換えて・・・。