お題「グル−ヴ」

「はいっ、ここにリンゴが3つありま〜す。
そしてこっちにはミカンが2つありま〜す。
3つと2つを合わせて5つですねぇ。
だから3+2=5になるんですよ〜。」

ってな具合に示すことが出来ないもんだろうな。
この”グルーヴ”ってやつは。

実際にこの「Groove」は、
一般に売られている英和辞典などに定義されているものとは違った意味で使ってる人が多いだろう。

どっちかというとスラングだ。

「Rock'n Roll!=やろうぜっ!」みたいな。

言葉というものはあくまでも気持ちを伝達するためのツールだから、
そんなふうに自分なりに咀嚼して自分の言葉にすればいい。

ましてや”グルーヴ”は感覚的な言葉なんだから。

そう、あの感覚。

”グルーヴ”は音楽用語としてよく用いられているが、何も音楽だけに限ったもんじゃない。
友達の間にだって、恋人との間にだって感じとることができる。

SEXにだって。 

”グルーヴ”という言葉は使っていなくても、
それと同じような感覚の意味を個人個人の語彙の中で表現してるんじゃないかな。

まあ、だいたいが曖昧なものなんだ。
「これです」ってポンッと机の上に出せるもんじゃないからね。

曖昧だからこそ、そこに(辞書どおり”溝”に)ピタッとハマったときは気持ちいいんだろうな。

もしかしたら、最も自分を解き放してる瞬間の感覚のことをいうのかもしれないな。

そういえば、自分をさらけだせる他者との関係性ってそれに近いものがあるなぁ。

SEXだってそのほうが
キモチイイに決まってる。”気持ちもイケル”ってね。

とにかく、心を閉じたままじゃ”グルーヴ”は生まれないだろうな。

そう、”グルーヴ”は生まれるものなんだ。

自分が誰かと生み出すものなんだ。

そこに生まれた得体の知れない気持ち良さを”グルーヴ”と名付ける。

それでいいんじゃないか?

そう、あの感覚。

あの感覚って何?って?

言ったろ?示せるものでもなく、曖昧なものなんだって。

だけど心と体は知ってるよ。確実に。

頭で考えて言葉で説明するなんてもったいないような、あの感覚だよ。

何度だって味わいたい。

そのためにオレは愛する者たちと交わっていきたい。